上泉のお米が出来るまで

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恵まれた環境

越後平野は信濃川、阿賀野川が上流から運んだ肥沃な粘土質の土壌からできています。この土壌は米作りに必要な養分を豊富に含んでいるため化学肥料の施肥量が他県よりとくに少なく、お米の味を悪化させるアミロースとタンパク質が非常に少ないことが分かっています。代わりに、アミロペクチンが高いため、粘りの有る美味しさが生まれます。大地に含まれた天然の養分が生みだすうまみが、「ささかみ米」上泉こしひかりの美味しさの秘密です。

(1)お米が実る時期の平均気温が24.5℃で最適値に近い。(平均気温が高いとお米が白っぽくなり、低すぎるとパサついた食感になりなす。)
(2)その時期、昼夜の温度差が大きいこと。夏季の高温はもともと高い温度を好む稲の生成を促します。夜間の気温が低いと、稲が休息できます。
(3)さらにその間、日々少しずつ涼しくなってゆくこと。米粒が徐々に引きしまってゆきます。

新潟県は冬に多くの雪が降ります。この雪はやがて溶けだし、清流は山林の落ち葉が作り上げた腐葉土の養分をたくさん含んで川となり、平野部へと向かいます。ミネラル分を豊富に含んだ雪解け水が、清らかな農業水として越後平野の水田をうるおします。また上泉の田んぼは山々のすぐふもとなので生活汚水は混ざっていません。

稲作スケジュール

今よりもさらに美味しい新潟のこしひかりを求め、質への向上心を常に忘れない米作りを心がけています。
年間の農作業すべてが、適切丁寧に行われる様に毎日田んぼに出向いての徹底管理をしています。

4月 催芽 種籾を水に浸け水分を十分に吸わせ、温度を加え発芽させる。
種まき 機械を使って、播きます。
緑化 ビニールハウスで育苗を行います。
用水路の整備 水田は用水路と排水路の整備が欠かせません。
1年間に堆積した土砂を取り除き、水の流れを促進します。
畦塗り 田んぼのあぜ道を固めて作ります。
耕起 冬の間、休んでいた田んぼを耕します。
5月 代かき 田んぼに水を入れ、ペトペトの泥状に耕します。
田植え 5月の行楽シーズンが田植えの真っ最中
6月 あぜの草刈り 草刈り
溝切り 耕水と給水を円滑にするため、田んぼの中に溝を作ります。
7月 中干し 田んぼの水を無くし、土をかわかし、
苗の根元に酸素をあたえ、元気な根をはらせる。
穂肥 稲穂に肥料を散布します。
8月 あぜの草刈り 草刈り
9月 稲刈り 稲刈り
もみの乾燥 刈り取った稲を乾燥させます。
もみすり 稲のもみがらを取ります。
玄米の完成 玄米となります。
お米の検査 検査員による厳しい検査により、お米に等級を付けます。
保存 低温冷蔵庫に貯蔵されます。
10月 新米発売 新米をお届け致します。

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